トイザらスの黒字に見る売上、利益の伸ばし方

商品開発

トイザらス、今期黒字に

今回はトイザらスの話。今回の事例もあなたのビジネスの売上、利益を高める上できっと参考になる点があるはずです。

まずは今朝(2009年3月14日日本経済新聞)の次の記事を見てください。

トイザらス、今期7億円の黒字に。ベビー用品伸ばす
 日本トイザらスは12日、2010年1月期の単独最終損益が7億円の黒字(前期は29億円の赤字)になる見通し

このように発表した。

昨年のクリスマス商戦で不振だったのはゲーム関連商品で。それらの取り扱いを一気に減らし。利益率が高く需要も伸びているベビー用品の取り扱いを増やす。

前期に計上した不採算店舗の減損などがなくなることも寄与していますが、大枠をまとめると次のとおりです。

  • 商品
    • ベビー用品を増やす
      • 昨年のクリスマス商戦で不振だった「ゲーム関連商品」を減らし、利益率が高く需要が伸びている「ベビー用品」を増やしている。
  • 売上高
    • 前期比2%減の1760億円の見込み
  • 店舗
    • 6店の既存店でベビー専用売り場をつくる改装を計画(ベビー向け用品が一層伸びる)

利益が大きく伸びた

注目してほしいのは「利益」が大きく伸びたこと。

売上自体は前期比2%減の1760億円の見込みと伸びてはいません。それなのに営業利益は約2倍の23億円。

その原因は利益率の高いベビー商品の売上構成比が高まり、利益が大きく伸びたわけです。

何が原因だったのでしょうか

このように大幅に利益が改善するのには確実に原因がある。

少し脱線しますが。成功事例を見た時はその原因をあなたなりに考えてもらいたい。必ず、その成功要因がどこかにある。

その成功要因が顧客に見え、その影響を受けるから、顧客は商品を購入し、利益が高まっていく。その意味では成功要因は何らかの表面に確実に現れてくる(気づくかどうかというのはありますが)。

勇気ある決断

ここには「勇気ある決断」がある。結論が見えている今の段階では、その「勇気」を感じることはないかもしれないですが。先が見えない状況で決断をすることは極めて勇気がいることです。

具体的にいうと、2つの決断がここにはあったのです。

  • やる決断
  • やらない決断

やらない決断

「やらない決断」は新規出店はなくし。売れない商品の販売を抑えたこと。

「新規出店はやめよう!」「売れない商品の販売を抑えよう!」と、やらないことを決めて決断をしたわけです。ここは勇気のいることです。

やる決断

対してやる決断はベビー向け商品の販売に注力したことです。

成長期にあり、需要が高く利益率が高い「ベビー向け商品」。その販売に注力し、6店の既存店ではベビー専用売り場をつくる改装まで計画しました。

結果はどうだったか……。

ベビー用品が伸びたわけです。

記事には顧客を呼び込むための新聞折り込み広告は引き続き積極的に発行し、販管費は横ばいとありましたが。その広告面もベビー向け商品に注力したはずです。

最終的に経常利益は約2倍の22億円
前期29億円の赤字から10年1月期は7億円の黒字になる見通しにまでなったわけです。

売上高は前期比2%減であっても、利益率が高く重要が伸びているベビー向け商品への切り替えを行ったことで営業利益が約2倍の23億円になったわけです。

成長期にある商品

製品ライフサイクルが「成長期」にある製品。

成長期にある製品は売上を伸ばす大きな原因になることが多い。なので、あなたのビジネスでも次のことを確認してください。

(あなたのビジネスには)成長期にある製品やサービスはないでしょうか?

特徴としては、需要が伸びていたり、売上が大きく伸びるようなもの。
特に利益率が高いものは狙い目です。

トイザらスは製品の切り替えをすることで売上は伸びていないのに営業利益を大幅に伸ばしました。あなたのビジネスでも成長期にある製品、サービスがあれば、同様のことが可能なのです。

では今回は以上です。
次回をお楽しみに。

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