イオンの戦略の裏側
今回の話はイオンの戦略の裏側。大げさに「裏側」と言ったけど、記事をきちんと読み解けば、自然と見えてくるもので。「裏側」というほどに大げさなものではないです。
ただ、もしあなたが自分たちのビジネスについて……
「明確な戦略がない……」
「戦略が立てられない……」
などと悩んでいたら、今回ご紹介する内容は少しは役に立つはずなので、ぜひ読んでほしいです。
イオン商品数4割絞り込み
では、まず今回参考にしてほしい記事から読んでほしい。
「イオン、商品数4割絞り込み メーカー品3400品目を値下げ
イオンは18日、最近の消費不振にあわせ、商品・価格政策を抜本的に改めると発表した。衣料品や食品など、取り扱う商品数を4割削減するほか、大手メーカー品3400品目を値下げする。
同社は大型スーパーの不振で2009年2月期の連結最終損益が7期ぶりに赤字となった恐れがあり、売れ筋商品への絞り込みと値下げで業績回復を狙う」
参考:日経新聞朝刊およびNIKKEI NET。詳細は新聞、NIKKEI NETをご確認いただきたい。
まず、この記事には2つのポイントがある。簡単にいうと、「値下げ」と「絞り込み」、この2つがポイントなわけです。
- 値下げ
- メーカー品3400品目を値下げ
- 絞り込み
- 売れ筋商品への絞り込み(商品数4割を削減)
基本的戦略について
ここで戦略の基本について、改めて確認してみよう。
ご存知のとおり、戦略には4つあります。次のとおりです。
・コスト・リーダーシップ戦略
・差別化戦略
・集中戦略
・差別化集中戦略
一つひとつ、戦略の詳細についてはここでは説明を省きます。「詳しく知りたい」という人はGoogleなどで検索してください。いくらでも出てきます。
コスト・リーダーシップ戦略
まず、不況時に何よりも重要なのは「コスト・リーダーシップ戦略」
業界トップクラスの企業のみが選択しうる低コスト戦略です(低価格)。
具体的には、圧倒的な販売数量から、仕入れ価格の低減につなげ、圧倒的な低コスト、低価格につなげていくことが可能なわけです。同時に圧倒的規模があるから、効率(経験曲線)も上がる。いわゆる「規模の経済」です。
それらを実現させるからこそ、低コストおよび低価格を実現させることができるわけです。
ただ、これは圧倒的販売数量の業界トップクラスの企業がとる戦略で、多くの企業はそうした戦略をとることができないわけです。
トップクラス以外の企業の戦略
では、トップクラス以外の多くの企業はどうすれば良いのか?
大きく考えると「差別化」するか、「集中」するか、もしくはそれらを「組み合わせ」るか、です。具体的には次のとおりです。
- 競合他社と圧倒的な差別化をする「差別化戦略」
- どこかのマーケットなどに集中する「集中戦略」
- 差別化戦略と集中戦略を合わせた「差別化集中戦略」
この3つなわけです。「ランチェスター戦略」などで言われている「差別化して絞れ」という言葉も上記の考え方から来ているわけです。
「差別化する」か
「集中する」か
「差別化と集中」を組み合わせるか。
いずれにしても、競合他社が展開しづらい市場を攻めるわけです。
イオンの戦略の裏側
今回のイオンの記事は実はトップクラス以外の企業が選択する「集中戦略」の強みも活用している。つまり、「3400品目を値下げ」というコスト・リーダーシップ戦略に加えて、「商品数を4割削減」という「集中戦略」をとるということです。
あなたへの質問
もし、あなたが中小企業の経営者もしくは個人事業主であれば、改めて「戦略」を考えてみることです。
あなたの企業はどのような戦略をとるべきでしょうか?


コメント
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初めまして!コメントありがとうございます!
大手に価格で対抗しても意味ないですからね~
大手が出来ない差別化を図らなければ
生き残れませんね~
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コメント、ありがとうございます。
またお伺いさせていただきますね。