あなたはどの時間で生きているのか?

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あなたはどの時間で生きているのか?

都内のある進学校に通っている高校生がいた。
彼は次の期末テストでは英語のテストで「上位10名に入りたいな」
そう思っていた。

でも、彼の前回の点数は低い。
上位に入るには88点以上獲得しなければならないのに、前回は68点。
20点も低かった。

「前回は20点も低かったからな。まだまだ上位は無理かな」
そんなことばかり、考えていた。

そう考えながら、歩いていると、目の前の本屋があった。
英語の参考書売り場に向かい、今度は英語の新しい参考書をチェックしはじめた。
「これをやったら、きっと俺の英語力は上がるな」
今度はそんなことを考えていた。
考えると気分が良くなってくるのだ。

そして、2、3冊の英語の参考書を購入した。
それでなんか気分が落ち着いてきた。

しばらくすると、その英語の参考書は埃をかぶっていた。

次回の英語のテストも相変わらず上位ではなかった。

さて、彼は何が悪かったのだろう。

少し考えてほしい。

実は、

彼は「過去」と「未来」に生きていた。

過去に生きる

過去に生きる。
あなたにもあるかもしれない。
既に過ぎ去ったことを考えてしまうことだ。
でも、過去なのだ、それを取り返すことも、変えることもできない。
くよくよと過去のことを悩んでいても、仕方がない。

彼の場合であれば、「前回は68点だった」とか「上位は88点だった」という情報ばかり考えてしまうことだ。

乱暴に言えば、世の中にある多くの情報がこの類だ。
ニュースだってそうだ。
彼のように、それを考えていても仕方がない。
過去の状況や問題を知り、それを何らかの行動につなげなければ意味がないのだ。

一生涯、過去のことを考えているだけでは未来が変わることはない。
「誰々がこんな失敗した」とか「誰々がこんな成功した」というもの。
しかも、それらは自分のことではない。
「上位の連中は88点以上なんだ。凄いなー」と話しているだけでは何の意味もない。
テストを良くするためにはアクションをしなければならない。

未来に生きる

一見、「未来」というと良く感じるけど、これも良くない。
未来のことばかり考えて、「これをやったら、きっと俺の英語力は上がるな」と未来のことばかり考えても、何一つ変わらない。

もちろん、「俺はテストで88点以上を獲得して上位に入る」
そのような目標はいい。
でも、未来のことばかり考えても、それだけじゃ何も変わらない。

今(現在)に生きる

あなたがコントロールできるのは今だ。
あなたがあなたの人生に影響を与えることができるのはあなたの現在でしかない。
過去や未来ではないし、他の人の時間でもない。

目の前の今だけなのだ。

彼の例で言えば、目の前の時間を使い、英語の勉強をしていくことだ。
今だけだ。

これはテストだけではない。
ビジネスだって、プライベートのことだって同じだ。

過去に生きるのも
未来に生きるのも
それを一生続けていても何一つ創りあげることはできない。

僕たちは目の前の今に生きるのだ。
偉大な作家ジョナサン・スウィフトは言う。

「ありていに言えば、現在に生きる者はごく少ない。だれもかれも現在以外の時に生きるつもりなのだ」

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