商品を生み出す体制 8
これまで、「自分」「社員」「顧客」について話をしてきた。
そして、今回、お話しするのは
「第3者(関係者など)」
シンプルに言えば、自分で成果を上げることができないのなら、成果を上げる人に手伝ってもらえば良いということだ。
成果を上げている「第3者」。
それに手伝ってもらうだけの話だ。
簡単だ。
でも、「そんなに簡単に手伝ってもらえるのか?」などと考える方も多いかもしれない。
そのため、今回はある話をしたい。
今から10年ほど前
都内のある大手企業Aがあるビジネスを立ち上げようとしていた。
(その企業名もそのビジネスのことも明かすことはできない。でも、実話だ)
大手企業Aにとって、そのビジネスはある意味、未開拓の分野。
(厳密にはその大手企業Aのドメインだが、ある部分が既存のドメインと違った)
そのため、その分野が得意な人物を探し始めた。
(取引先にも、「そのような方はご存知ないですか?」と聞いた。)
しばらくすると、(大手企業Aの)取引先から「その分野なら、あの人が最高ですよ」と連絡が入った。
そして、取引先に調整してもらうことになったのだ。
彼
その彼(ある人物)からすると、訳が分からなかった。
突然、取引企業が「○○○(大手企業A)が『お会いしたい』と言っています」と言ってきたのだ。
大手企業Aとは直接接点もなかった。
面識もない。
仕事上取引もなかった。
全く意味が分からなかった。
それに相手が自分に期待していることに応えられるのかも不安だった。
でも、
「面白そう」
その一点で彼は大手企業Aと会うことを決めた。
待ち合わせ場所は都内のあるお店だった。
彼がお店で待っていると、その企業Aの人々が来た。
そして、挨拶の後、軽い世間話をし、あるビジネスの案を話し始めた。
と言っても、詳細な話ではない。
漠然とした世間話のようなレベルだった。
それでも、彼は面白かった。
目を輝かせ、「私だったら、このようにしますね」と話し、
さらに翌朝、考えた内容をまとめ、「このようにする方法もあります」とメールで送った。
そこから、定期的にお会いすることになった。
以来、定期的なミーティングを行い、そのビジネスを手伝い、そのビジネスは年商50億円のビジネスになった。
彼はその大手企業にとって、社員でも顧客でもなかった。
もちろん完全な「第3者」には注意が必要だ。
外部に秘密が漏れる可能性もあるし、事前にその人のことを調べる必要もある。
契約を結ぶ必要もある場合もあるだろう。
でも、そこまで自社のことを話さないとしても、第3者の力を活用することもできる。
成功している、もしくはその分野に強みを持つ「第3者」を活用することだ。
「通販生活」
ここはご存知のとおり、有料の定期購読者を100万人以上かかえている通販企業。
2009年、新聞に次のような全面広告を展開していた。
「『通販生活』では、皆さまご自慢の商材を求めています。」
これは一般の消費者に訴求している広告ではない。
メーカーや商社に訴えているのだ。
広告は「家庭用品メーカー、靴・バッグメーカー、輸入品商社、国産品商社の皆様へ」とターゲットも明確にして展開をしていた。
商品開発だって同じだ。
多くの他社。多くの第3者。
特に成功している第3者に協力してもらうことだってできるのだ。
前述の「彼」やこの「通販生活」の例だけではない。
自分で成功するビジネスを見いだすことができなければ、成功している他人に協力してもらえば良いのだ。
この不況の時期でも、必ず成功している方はいる。
この不況の時期でも、必ず成功している企業はいる。
そこに手伝ってもらうことを考えれば良いのだ。
そう考えれば、可能性は無限にある。


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