老子との対話(独り言)

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老子との対話(独り言)

マーケティングを仕事として取り組み始めた頃、ある考えに行き着いた。細かく話すとややこしいので割愛するけど、一言で言えば、

「つなぐ」ということ

このブログの読者にはその当時からの付き合いの広告代理店などプロの方も少なくない。
そのため、「橋本さんが言っていた●●マーケティングのことか」と思うかもしれない。
そう、それだ。

でも、正直に言えば、それは僕が全て考えたわけではない。

基礎となるのは某大学院の教授の考え方。
それを基礎として、より使いやすくシンプルにした方法だった。

つなぐ
一体、何とつなぐのか?
これは「製品」と「顧客」をつなぐのだ。
販売する製品と販売しようとする顧客をつなぐ。それを実現する。

「そんなこと、どこもやろうとしているだろう?」
そう思うかもしれないが、実際にはそうではない。実は多くの企業のプロモーションでここができていない。つながっていないのだ。

例えば、言葉がつながっていない。
少し具体的に話そう。
その当時、僕は「ボーナス付き保険」を販売していた。

多くの保険会社はそれを「ボーナス付き保険」として販売していた。それを「ボーナスを支払います」などと広告で訴求していた。

でも、これだと間違いなくうまく行かない。
レスポンスは悪いのだ。
「ボーナス付き保険をボーナス付き保険として販売して、何が悪いんだ?」と思うかもしれないが、これが悪い。

実数値で悪いと証明できる。
それに考えれば分かることでもある。

そもそも、買うのは誰か?

「顧客」だ

先ほどのコピーは「ボーナスを支払います」だった。
でも、考えてほしい。
顧客はボーナスを「支払わない」
顧客はボーナスを「もらう」のだ。

もっと言えば、顧客はボーナスを支払う経験をしたこともない。
使わない言葉、経験したことがないこと、一瞬でピンと来ないのだ。
ネットビジネスやダイレクト・マーケティングは0.1%、いや0.01%の世界。
1000人に1人とか10000人に1人の勝負。一瞬でも違和感があったら、うまくは行かない。

だからこそ、1ミリ単位で修正するような意識を持つことが重要だ。
まずは「支払う」を「もらう」とか「もらえる」に変える。
それだけでレスポンスは変わる。
そして、それと同様の修正を数えきれないほどしていく。

当然、ここで終わりではない。
次から次へと修正していく。
そうすることで他を圧倒するようなレスポンスを獲得できるようになってくる。
僕が常に考えていたのは、ある種の違和感を取り去ることだ。
ターゲットにとって、1ミリほどの違和感もない言葉、それを考えてきた。

聞けば当然のことと感じると思う。
でも、やるのはそう簡単ではない。
だが、これは非常に重要だ。

「老子」を読んでわかった

僕はそこにたどりつくために膨大な書籍や論文を読んでいた。
でも「老子」の驚きには敵わない。
老子にはそれらを超えた力がある。

今の話も「老子」が解決してくれる。

僕がやっていたことは「老子」の言う「道(乱暴に言えば「自然」)」だったのだ。
顧客が使う最も「自然」な言葉
それを解明してきた。

老子が言うとおりだ。
「自然」な人や「自然」なモノに驚異的なレスポンスが集まる。
逆に「不自然」な人や「不自然」なモノは全くダメだ。

もちろん、当時の僕が「老子」を読んで、その力が分かったかというと自信はない。
でも、今は分かる。老子は読む度に発見がある。ぜひ、騙されたと思って、僕と一緒に学んでほしい。

それでは、引き続き、「老子」について書いていきたい。
(明日以降、老子との対話は続く)

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