消費者の感情(最終回)

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消費者の感情(最終回)

今回でこのシリーズは最終回。

前回は富裕層のお話をした。
富裕層などお金を持っている人に高いものを売るという発想
これについて、見解を述べさせていただいた。

彼らもまた「高品質」「低価格」の影響を受ける。
彼らもFacebookを使ったり、iPhoneを使ったり、スタバを使ったりしているのだ。
言い換えれば、世の中に氾濫する「低価格」の優れた「商品」を使っているのだ。
どうしたって、彼らもその影響を受ける。
少なからず、富裕層ビジネスもより厳しくなって行く。

そうお話しした。

「富裕層ビジネスは全てダメなのか?」

全てではない。
富裕層には富裕層特有のニーズやウォンツもある。
でも、それさえも、世の中の影響を受けるということだ。

実際、Googleなどでざっと調べると、「富裕層」というキーワード自体があまり検索されなくなっている。
トレンドは右肩下がりだ。

それに問題は

「リーチ」

例えば、あなたが金融資産1億円以上の富裕層を狙うビジネスをするとする。
その商品やサービスを彼らにどう訴求するのか?

広告などでの展開を考えている方は、彼らへのリーチはやや困難だということを押さえてほしい。
一部の富裕層媒体はあるが、それでも富裕層のみにリーチするのはそう簡単ではない。

そもそも、金融資産1億円以上の方は約1%。
100人に1人であった場合、その1%に無駄なくリーチできる媒体は限られている。
アメックスのセンチュリオンカード(ブラックカードのこと)のデパーチャーズなどの会員誌への封入や掲載という方法もあるが、完全にマッチしているわけではない。
それにそれでは売上の規模も狙えない。

そこまでの富裕層でなくともその問題はついてまわる。
多くは平均的な方なのだ。
通常のプロモーションを展開していれば、多くは平均的な方に訴求することになり、多くは無駄打ちになる。
これも解決策はあるが、問題の1つだ。

「富裕層」の話から変わるが、
今回、最後にお話ししたいのが、

今あるニーズ以外にあまりお金を払わなくなる

ということだ。
なぜなら、収入は厳しくなっていく中で今までの「生活」は捨てたくはないからだ。
例えば、あなたのお子さんが小学校に入学する時は今使っていないものにお金を使うことになるが、それも既に考えているニーズではある。必要最低限のものにお金を使うようになる。

既存ニーズ、既存商品が中心になる。
世の中に既にある商品。
それにお金を費やすことになる。

考えてほしい。
フェイスブックが最初に1万円を支払うサービスだったら、あれほどの普及はしない。
あのような行動はこれまでしたことがないのだ。
全く普及しなかった可能性もある。
その意味でお金をとるのであれば、既存商品を中心に考えるべきだ。

有料のもので、私ば好きなものを例にあげれば、
「iPhone」だってそうだし、「iPod」だってそうだ。
有料のものは「電話」「音楽プレイヤー」などもともとは既にある商品。
それをイノベーションしたものなのだ。
お金がないのだ。それは重要になってくる。

新しいニーズに飛びつくほど余裕がないのだ。

「でも、新しいニーズ、新しい商品を展開したい。どうすればいい?」

それを展開する場合は、「低価格」もしくは「無料」にすることが重要だ。

無料のアプリのゲーム。
あれもまさにそうだ。
最初は「無料」だから気楽に使ってしまう。
でも、その後、はまってきたところで、1日にやれる時間制限(厳密にはスタミナ制限など)があったり、特別なキャラクターを手に入れたくなったり、イベントなど様々な仕掛けにあい、結局はお金を払ってしまう。

そうすることで、無料のビジネスが強烈な売上を上げて行くことになる。

「低価格」というと
売上が上がらないものというイメージになるかもしれないが、そうではないのだ。
順序が逆になる。
最初から売上を上げるのではなく、最初に売上を上げず、後で売上を上げる。
何もかもが新しいようなビジネスの場合、それをやらないとうまくは行かない。

フェイスブックが最初に1万円を払わなければいけなかったら、どうか?
それを考えていただければと思う。

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コメント

  1. まとめtyaiました【消費者の感情(最終回)】

    消費者の感情(最終回)今回でこのシリーズは最終回。前回は富裕層のお話をした。富裕層などお金を持っている人に高いものを売るという発想これについて、見解を述べさせていただいた。彼らもまた「高品質」「低価格」の影響を受ける。彼らもFacebookを使ったり、iPhoneを…

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