消費者の感情 9(再)

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※本シリーズについては、しばらく時間があいてしまったため、第1回目から第9回目を再度1回1回お伝えしている。

消費者の感情 9

「価格」は今以上に重要になってくる。
そうお話しした。

現状、うまく行っているビジネスであっても
売れている商品やサービスであっても、その価格は一層下がる可能性がある。
少なくともそう考えておくべきだ。

そして、少しずつ低価格を実現させることを考えるのではなく、一気に「無料」にすることも考えてほしい。そんなの「無理だ」と思わずにだ。

松下幸之助の言葉

松下幸之助の非常に有名な言葉に
「5%や10%の改善は、時には50%の抜本的改革よりもっと難しい。
それは50%の改革が現状否定からスタートするのに対し、
5%や10%の改善は現状肯定からスタートするからである。」というのがある。

まさにそれだ。

前回、お話ししたように、
右にあるものを真っすぐにするのではなく、極端な左にもって行くことを考える。
すると、どうしたって現状を否定し、新たな発想をしなければならない。
それをやる。

「価格」が重要になってくること。
「無料」にすることを考えていれば、競合が5%価格を下げたくらいでは慌てることもなくなる。

でも、ここまでお話ししても

「価格を下げることがそれほど重要なのか?」

そのように疑っている方もいるだろう。

あなたが新聞などを読んでいるのであれば、ぜひ、「価格」にフォーカスして、記事を読んでほしい。

かなりのビジネスが「低価格」に進んでいる。

例えば、4月26日の日経の朝刊であれば、
「アップルにも低価格化の波」という記事がその代表だろう。

あれだけのブランドだ。
本来、値崩れしない。
だが、あのiPhoneでさえ、10年1~3月期以来8四半期ぶりに販売額の伸びが台数の伸びを下回った。単価は下がっているのだ。

旧世代のiPhone3GS本体は「無料」で出荷しているし、iPad2だって価格を下げ販売している。あれだけブランド力ある製品だってそうなのだ。

その日の他の記事も同様だ。
「キャノン、1~3月純利益11%増」という記事の中でも、デジタルコンパクトカメラなどの値下げの影響で123億円もの減益が発生しているとあるし、「電子マネー2年で倍増」という記事も、「ポイント」、それに「シニアナナコ」では毎月15日は全品を5%引きというある意味では値下げの行為
こちらも「低価格」の話だ。

多くのものが「低価格」になっていく。

さらに問題がある。

海外からの価格攻勢

巨大なマーケットである、世界の中間層は今や価格だけではない。
品質が高いものも求められている。
当然、様々な企業がそこで勝ち抜くため、価格と品質を兼ね備えた商品やサービスを提供していく。
それが日本にも当然入ってくる。

ルノーが新興国向けに開発した「ダチア・ダスター」
あの話はまさにそれだ。

品質が高いのに低価格の車。
大型SUVで高品質ながら、低コストのルーマニア工場で生産したため、価格は1万2千ユーロ(約130万円)と競合車のほぼ半分。

この車は当初、先進国での販売は想定していなかった。
新興国向けのものだったのだ。
だが、その車の割安な価格が景気悪化に悩む欧州ユーザーをとらえ、今年の仏での販売台数は前年の2倍とななった。

先進国の企業が生き残るため、これまでの「品質」に加え、「低価格」を実現させていく。
そのような事例がこれまで以上に増えてくる。

日本人もフランス人も変わらない。
お話しした調査結果のとおり、多くの人はゆとりがないのだ。
「価格」は今以上に重要になってくる。

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コメント

  1. まとめtyaiました【消費者の感情 9(再)】

    ※本シリーズについては、しばらく時間があいてしまったため、第1回目から第9回目を再度1回1回お伝えしている。消費者の感情 9「価格」は今以上に重要になってくる。そうお話しした。現状、うまく行っているビジネスであっても売れている商品やサービスであっても、…

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