感情と論理のどちらが重要か?
論理的思考
これが大切なのは否定はしない。
特に会社の中で論理的に正しいと言える資料を作成し、それを伝えることができれば、部署や組織を動かすことだってできる。
それは否定しない。
誰よりも論理的思考ができれば、会議などもゆったりとした気持ちでのぞみ、ゆったりと詰め将棋でも楽しむように議論していくことができる。
ただ、論理的なものに慣れて行くと理論武装をするようになっていく。
言葉の通り、「理論」で武装をするのだ。
相手の論理の問題点をいち早く察知し、その問題を突き、相手の論理を破壊していく。
これはこれで気持ちが良いかもしれない。
でも、それでは相手に受け入れられない。
相手の論理の問題点は破壊できるが、それで相手が好きになるわけではないし、心を開くわけではない。つまり、相手に本当の意味で勝っているわけではない。
人は論理よりも感情が先に来る
ある大手企業の社員総会
舞台の中央に社長が登場し、その社長の話の中である社員の名前が上がった。
その社員の彼は愛されるキャラだった。
彼は論理的思考のイメージとは無縁
もちろん、論理的に話すこともあるが、それ以前に感情の人だった。
彼が多くの社員と違うのは、人の感情にすっと受け入れられるように接して行く。
社長に対しても、変な気はつかわない。
でも、社長が愛してしまうほど、絶妙な接し方なのだ。
「アイツはバカだけど、好きだよ」
そんな感じだ。
彼のことを見る度、僕はその大切さを感じる。
会社員時代、僕は多くの営業マンを対応していた。
数えきれないほど多くの営業マンをだ。
僕の感情面で言えば、「この営業マンは嫌い」となってしまうと、いくら正しいことを言っていても、その人からモノを買いたくはなくなる。
そもそも、嫌いな人にお金は払いたくない。
いくら正しいことを話していてもだ。
初対面を考えてほしい
初対面では相手の情報はない。
相手が何一つ喋る前に「こういう感じのヤツは好きじゃない」と感情が来るのだ。
人間関係の先駆者であるデール・カーネギーは言う。
「およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということを、よく心得ておかねばならない。」
最初に人と会った時、あなたはその人をどう思うのか?
最初に「論理的に正しいか?正しくないか?」とは考えない。
「好きか?嫌いか?」だ。
感情が先に来るのだ。
ビジネスをする時は相手が感情の動物だということを意識する必要がある。
その意味では論理的思考以上に人の感情を理解すること。
それが重要なのだ。


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