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前々回、「勝てる喧嘩をする」という話をした。
その際にお伝えした秋山好古の言葉を再度確認していただきたい。
ご存じかもしれないが、秋山好古は極貧の生活から陸軍大将までのぼりつめた男。
満州の野で世界最強の騎兵集団を破るという偉業を成し遂げた人物でもある。
その彼の言葉だ。
「好古の信条は、勝てる喧嘩をしろ、ということであった。
とうてい勝ち目のない相手と喧嘩をするときもせめて五分のひきわけにもってゆく工夫をかさねてからはじめろというもので、『のっけから運をたのむというのは馬鹿のすることだぞ』ということであった」
引用:坂の上の雲(一)
昔の言葉だからと言ってバカにしないでほしい。
「今は通用しない」と思わないでほしい。
もちろん、現在と過去ではテクノロジーの進歩など雲泥の差はある。
しかし、その限られた条件のもとで勝つことを考え抜いたのだ。
しかも、世界最強の騎兵集団を破り、陸軍大将までのぼりつめた。
彼の言葉は重い。
極貧の状況から勝ち続け、這い上がるため、日々考え抜いてきたこと。
それがこれなのだと思う。
正直、秋山好古がどのような工夫をしていたのか?
それは分からない。
ただし、
勝てる喧嘩をすること。
勝ち目のない相手と喧嘩をするときもせめて五分のひきわけにもってゆく工夫。
負けないこと。
それらが特に重要だということは私も同意見だ。
ここで重要なこと。
それは「勝った」ことと「負けた」ことを最大限理解することだ。
そのために必要なことが「現状把握」。
企業が前進するためには何らかのイノベーションが必要。
このイノベーションは別に大きなことではない。
マイケル・E・バーガーの言葉を借りると「挨拶」などでも良い。
「挨拶」
売上を上げるため、「挨拶」を変えてみる。
「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」など。
売上を上げるため、変える。
それがイノベーションだ。
別に大げさなものでなくても構わない。
その時だ。
それを数値化する。
それが重要なのだ。
やったことを何も検証しないのであれば、それはビジネスではない。
それを確実に数値化し、勝ったのか?負けたのか?
それを把握するのだ。
特にダイレクトマーケティングでは全て検証可能。
それを何もしていないのであれば、膨大な広告費をゴミ箱に大量に捨てているようなものだ。
ビジネスの選択肢は無限にある。
そして、不況の今。その多くは成功しない。
だからこそ、「勝った」という事実と「負けた」という事実は重要だ。
何度も何度も繰り返し、イノベーションをする。
そして、「勝ち」「負け」の事実を把握し、ビジネスを磨いていく。
それに、あらゆるアクション、イノベーションを数値化し、把握していないのであれば、それはビジネスではない。
バクチだ。
バクチはしてはいけない。
イノベーションをし、数値化する。
まず、そこを意識することだ。
「勝てる喧嘩をする」
そのためにも「勝った喧嘩」「負けた喧嘩」を数値化して把握すること。
それが重要なのだ。
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