仕事で遊ぶ
前回、「やる気に関する驚きの科学」についての動画をご紹介した。
「まだ見ていない」という人はぜひ見てほしい。
→動画「やる気に関する驚きの科学」
動画を一言で言うと、
「今のような複雑なビジネスになると
お金で人をやる気にさせられない」ということだ。
ダニエル・ピンクは
「金銭的なインセンティブは全体的なパフォーマンスに対し
マイナスの影響を持ちうる」と科学的な側面から説明している。
(動画の話は高所得者の話だ。失業者など、お金に困っている方の話ではない)
実はこれは僕自身が考えていたことだった。
年収が毎年のように増え、それがさらに増えていっても、それで「やる気」が出ることはなかった。
これは断言できる。お金でモチベーションがわくことはなかった。
誤解しないでほしい。
「年収が増えることが嬉しくない」というわけではない。
でも、それではモチベーションがわかないのだ。
ダニエル・ピンクはそう言っていた。
この動画を初めて見た時にまさに驚いた。
僕自身が感じていたことだからだ。
金銭のような外的なもので人は動かない。
その人の中にある内的なもので動くということだ。
好きだからやる
重要だからやる
面白いからやる
何か重要なことの一部を担っているからやる
もっと分かりやすく言えば
「これが大好きだからやりたい」
「これはめちゃくちゃ重要だ。だからやりたい」
「これはめちゃくちゃ面白い!だからやりたい」
「俺の仕事は○○というでかいことに役立っている!だから、やりたい」
このように、人の中にある内的感情でモチベーションが上がるということだ。
だからこそ、ビジネスの新しい運営システムは
「自主性」
「成長」
「目的」
この3つを軸にして運営していくと話をしていた。
「好きだ」「面白い」「重要だ」と本人の自主的なモチベーションで働き
働くことで「成長」を実感し、より面白くなり、
さらに、それが「大きな目的」に役立っているということだろう。
これは考えれば当然のことなのだ
実際、お金自体が好きな方は非常に少ないと思う。
「貯金しなきゃ」と思っていたのに、「iPhone」が出れば、買ってしまい。
友達が「飲みに行こう」と言えば、飲みに行き、お金を使う。
「この店の○○が美味しい」と聞けば、買う気などなかったのに、また使う。
そして、貯金はあまりない。
これで「お金が好き」とか言っている人は自分が見えていない。
お金が好きな人というのはお金を使いたくもないのだ。
ウォーレン・バフェットがまさにその典型だ。お金を手放したくないからと本当に質素な生活をしている。
世界トップクラスの資産家なのに、非常に質素なのだ。
お金が好きというのはそういうことを言うのだ。
平均的な人は「お金」を愛しているのではなく、「お金」を使って何かをしたいのだ。
先ほどのiPhoneだけでなく、好きな家に住んだり、好きな服を着たり、好きな車に乗ったり、
楽しい時間を過ごしたり、楽しいと感じるモノを買ったり、堅実な人でも、好きな環境を守るために貯金をしたりするのだ。
つまり、シンプルに言えば、「好き」なものを手に入れるため、「好き」なものを維持するためにお金が欲しいのだ。
だから、目的は「好き」なことをしていたいということだ。
心に思ったことを実現したいのだ。
だったら、人生という命の時間を企業に提供して「お金」を手に入れてから、その「好き」なものを手に入れるなんてまどろっこしいことはせず、自分の時間を「好き」な仕事に提供して、その報酬でも「好き」なものを買った方がよほど良い。
人生の大半を占める仕事の時間も好きなことだし
そこでのモチベーションも高まり
プライベートに稼いだお金で好きなことに使える。
大多数の人はお金を使いたくないほど、お金を愛してはいない。
そうではなく、「好き」なものを手に入れるための手段なのだ。
お金が目的ではない。
だったら、「仕事」を好きなものにし、自分の内的感情が100%発揮できるようにした方がよほど良い。
楽天の三木谷さんが言っている。
「ビジネスで成功するかどうかのカギは、結局のところ、仕事を人生最大の遊びにできるかどうかだ。人間は遊ぶ動物なのだ。人間は遊んでいる時が、最大の創造力を発揮する動物なのだ。仕事を人生最大の遊びにできれば、人は誰でも有能なビジネスマンになれる。」
人間は「遊ぶ」動物だ。
人間は「好き」なことをしたい動物だ。
人は40年近く働くのだ。
人生の大半を仕事に費やす。
仕事がお金を稼ぐ手段でしかないのでは40年思い切り働くことはできない。
仕事も遊びにし、より楽しく、より充実した仕事をする方がよほど良い。
僕たちは仕事でも遊ぶべきなのだ。


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