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「英会話のジオスが破産宣告」

英会話のジオスが破産宣告

「英会話熱に乗って急成長してきた英会話学校大手のジオス(本社・東京)の一部経営陣が東京地裁に破産手続きの開始を申請し、保全管理命令を受けたことで、7000人以上が通う99校が21日、突然閉鎖された。
最大手NOVAが2007年に破綻はたんしてわずか3年。
再び繰り返された混乱に、受講生らからは『まさかジオスまで』と困惑の声が上がった。
『こういう経済状況で受講者が減った』
21日正午過ぎ、弁護士とともに東京地裁への破産手続きの開始申請などを発表した須原一美取締役は、経営悪化の原因を説明した。
「リストラで広告宣伝費を削減し、新入生が非常に減少した」とも。」
読売新聞 2010年4月22日

理由は・・・

「こういう経済状況で受講者が減った」
「リストラで広告宣伝費を削減し、新入生が非常に減少した」

そう言っている。
しかし、そうではないと思う。
「リストラで広告宣伝費を削減し、新入生が非常に減少した」というのは事実だろう。
しかし、そもそも「リストラ」しなければならない状況にあったのだ。
「経済状況」の問題というのは理由にはならない。

その根本原因は予備校や大学と同じだ。

人口の影響が大きい

ジオスのターゲットは
「こども英会話」
「高校生英会話」
「大学生英会話」
に代表される「子供から大学生まで」

それに「成人」だ。
「成人」のコースは多い。

「日常会話」
「法人向けコース」
「就職・資格コース」
「早朝・土曜集中コース」など様々なコースがある。

「成人」は通常の英会話学校であれば、20~40歳が中心
ジオスのWEBサイトの顧客の声を読んでみても、
学生が3分の1程度を占めている。
平均年齢は30歳前後くらいだろう。

予備校や大学のターゲットは18歳前後

以前、説明したように
日本の18歳人口が1992年の段階で205万人いた。
もちろん、全ての人が大学に行くわけではない。
しかし、その18歳人口はそれをピークとして年々減り続けてきた。

そして、2009年は121万人と驚くべき数字だった。
ピークの60%になったのだ。

マーケットは60%に縮小した

そして、これは予備校や学校だけの話ではない。
人間は年をとっていくのだ。
100%が60%になった状況は徐々に高い年齢層で起こる。

だからこそ、
平均年齢が30歳前後の英会話学校が厳しいのは当然だ。
英会話学校の受講生が激減した2005年
人口ピラミッドでは30歳がちょうどピーク
つまり、人口ピラミッドで見ると、市場は縮小する状況にあるのだ。
しかも、予備校や大学のように激減するのだ。

ジオスは巨大な英会話学校
そのマーケットの縮小の影響をフルに受ける。

単に「景気の問題」とか、
「いつかは景気が回復するだろう」とか甘い気持ちでやっていたことが原因だと思う。
一番は過去の成功を捨て去れなかったのだと思う。

これは予備校や大学や英会話学校だけでない

徐々に色々な業界や企業が体験することになる。
今の日本は、戦後から途上国型ピラミッドで成長してきたのだ。
逆に高齢者の割合が多く、人口が減少している日本は過去の成功要因を見直す必要がある。

「なんだか、この人口の話は悲観的だな」

そう思うかもしれない。
しかし、事実を無視はできない。
それを直視し、そこで戦う方法を考える必要がある。

しかも、悲観的になる必要はない。
これも新規ビジネスを考える人にとってはチャンスだ。
ここで人々の望むものが大きく変わる。

日本全体の消費者が大きく変わるのだ。
高齢者が多く、50歳以上の人口がほぼ半分
しかも、35~40歳をピークにして、そこから減少する日本

消費者の「悩み」や「快楽」は大きく変化するはずだ。
消費者が逃れようとする「痛み」「悩み」
そして、消費者が欲する「快楽」などの対象が変わるはずだ。
それに向けた新しいビジネスが生まれるだろう。
そして、その新しいビジネスはこの高齢化社会に合致したビジネスも多いだろう。

参考まで
外国語会話教室の受講生の推移

英会話の受講生は2005年あたりをピークにして激減している。
その年の人口ピラミッドで見ると、30歳が多い。
そこから激減している。
景気の低迷の影響もなくはないだろうが、30歳人口激減の影響は大きいと読める。

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