ヘッジファンドの大物が見る未来

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ヘッジファンドの大物が見る未来

今、お話ししているシリーズ「商品を生み出す体制」についてはお休みにして
今回はどうしても別の話をしたい。

一流の投資家が見る世界

それは経営者とは明らかに違う。

誤解されている方も時折いるのだが、「博打」のような世界でもない。
市場とある程度、距離を置き、冷静な判断ができるからこそ、一流になれる。
その意味では経営者同様、いや、それ以上に参考になる部分がある。

だからこそ、このブログでも何度となくお話ししてきたウォーレン・バフェットが私は好きだ。

でも、もう1人、投資家で気になる人物がいる。
私がジョブズのファンだと言うこともあるのだが。。
それが、「投資の世界のスティーブ・ジョブズ」と言われる

レイ・ダリオだ

彼は確かにジョブズに似ている。
周囲の情報に惑わされることはなく、自ら真実を追究する。

「市場に打ち勝つには、独立した立場から思考することが重要だ」
引用:日本経済新聞 2012年1月27日

彼自身がそう語っている。

独立した立場でとことん考え、情報に惑わされることもないのだ。
情報に惑わされれば、「多数」派になる。
「多数」派になれば、成功するわけがない。
多数の人が気がつかない世界が見えるからこそ、多数の人から抜きん出ることができるのだ。

しかも、本当に素晴らしい運用成績を上げれば、顧客はついてくるというのが彼の考え方。
これもジョブズに似ているが、「瞑想」をするところも同じだ。

「曇った窓ガラスを通して外を見ていたのが、瞑想によってガラスが取り除かれ、世界がはっきりと見えるようになった。今もその感覚は変わらない」

と語っている。

3月30日のロイターの記事に「ヘッジファンドマネジャーの報酬ランキング」に関するものがあった。

ヘッジファンドマネジャーの報酬ランキング

2011年の報酬額が最も高かったのがまさにそのダリオ。
約40億ドルだ。

2位はアイカーン・キャピタルのカール・アイカーンの25億ドル。
3位はルネサンス・テクノロジーズを退社したジェームズ・シモンズで21億ドル。

圧倒的な差をつけた1位だった。

このダリオはアパートの一室からブリッジウォーター・アソシエーツを立ち上げ、
「経済という機械がどう機能し、どこに向かって行くのか?」
この1点を日々見極めようと取り組み、35年かけて、世界最大のヘッジファンドに育て上げたのだ。

大手クライアントのご機嫌をとるのではない。
運用成績を極めることで、世界中の名だたる機関投資家が自らダリオのファンドに投資をしたがるのだ。

彼の成功はまさに「真実」を見いだすことだ。
周囲の情報に振り回されることはない。
だからこそ、2008年のサブプライム危機前に、リーマンブラザーズやベアスターンズへの投資から手を引き、金融危機による傷も浅く乗り越えることができた。

ダリオは11年春の段階で「欧米経済が停滞し始める」と話していた。
そして、「景気低迷は2012年終わりか13年初めごろから10年以上続く」と見ている。

さらに、日本経済新聞の2012年1月27日の記事ではダリオが今後の世界を次のように語っている。

「巨額の借金を抱えた欧米の先進国と、圧倒的な債権者である新興国という2項対立でとらえられる。先進国の信用収縮は気の遠くなるほど長い期間にわたって続く。その間に、パワーバランスは新興国にシフトする。
世界の国内総生産(GDP)に占める新興国の比率は今が5割弱。それが15~20年後には7割に達するという未来を描く。この過程で、ドルは基軸通貨の地位を失わざるを得ない。」

「経済という機械がどう機能し、どこに向かって行くのか?」

それを日々35年もの間、取り組んできた男の考えだ。
ぜひ、参考にしていただきたい。

参考:ロイター、日本経済新聞、ゆかしメディア

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