「ブランドの基礎知識 2」
前回はブランドについて、2つの説明を読んでいただいた。
1つ目の説明がWikipediaのもの。
次のものだ。
「ブランドは、ある財・サービスを、他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念。
当該財サービス(それらに関してのあらゆる情報発信点を含む)と消費者の接触点で接する当該財サービスのあらゆる角度からの情報と、それらを伝達するメディア特性、消費者の経験、意思思想なども加味され、結果として消費者の中で当該財サービスに対して出来上がるイメージ総体。
それが現在のブランドの概念と言える。
ブランドを冠して財やサービスを提供する側の意思を端的に表現するものとして、文字や図形で具体的に表現された商標を使用することが多い。」
そして、もう1つの説明が
gooの経営辞書(グロービスが作成したもの)のものだ。
「製品の構成要素のうち、最も重要なものの1つで、その製品や企業に関するあらゆる印象や体験の蓄積を意味する。アメリカ・マーケティング協会によると、「個別の売り手もしくは売り手集団の財やサービスを識別させ、競合他社の財やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらを組み合わせたもののこと」とある。
後者の中のアメリカ・マーケティング協会の説明は比較的理解しやすいものだと思う。
でも、いずれの説明も分かりづらい。
そもそも、この2つの説明が「ブランド」という1つの言葉を説明したものとは思えないかもしれない。
2つの説明は全く別の言葉を説明しているようにも思われる。
このような場合、
ぜひ、試みてほしいことがある。
それは、
その根底にある意味を探るということだ
一言で言えば何か?
それをまずは探るのだ。
そこを押さえてしまえば、どのような説明を読んだとしてもブレることはない。
まずは、それを一言で言える言葉を理解することだ。
では、このbrand(ブランド)を一言で言うと何か?
この言葉の根本的な意味は何か?
それは
「焼き印」
「焼き印」という意味だ。
実は、このbrandという言葉には「焼き印」という意味がある。
(brandという言葉はノルド語のbranderから派生したものと言われている。
ノルド語のその言葉も「焼き印をつけること」という意味だった)
brandの名詞の意味は「焼き印」
そして、動詞の意味では、「焼き印を押す」というものだ。
これは放牧している牛や羊などの家畜が自分の所有物であることを示すため、他の所有のものと区別するため、焼き印を押したことが始まった。
私(橋本)が家畜を所有しているのであれば、家畜に「橋本」という焼き印を押すようなものだ。
それにより、他の所有物と区別するのだ。
「(他の所有物と区別するための)焼き印」
それがブランドという意味だ。
ビジネスに置き換えて言えば、
「(他の商品と区別するための)焼き印」
この焼き印は商品の「名称」だったり、「コピー(説明)」だったり、「シンボル」だったり、「デザイン」などだったりする。
このように根本の意味を知ってしまえば、
アメリカ・マーケティング協会の意味が非常に近いと話した理由が理解していただけるだろう。
もう一度、アメリカ・マーケティング協会の「ブランド」に関する説明を読んでいただきたい。
「アメリカ・マーケティング協会によると、「個別の売り手もしくは売り手集団の財やサービスを識別させ、競合他社の財やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらを組み合わせたもののこと」
それでも、まだ難しいかもしれない。
そのような方は「(他の商品と区別するための)焼き印」と、まずは理解してほしい。
実際には識別できるように、あなたの商品に「焼き印」を押すことはできない。
では、それをどのようにしていけば良いのか?
そのようなことについて、次回以降、お話ししていきたい。


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