ビジネスで成果を上げる「信用力」 6
日本が誇る偉大な経営者の一人。
本田技研工業の創業者。
本田宗一郎氏の言葉
「信用とは、人に好かれること、約束を守ること、儲けさせることに尽きる」
これまで「人に好かれること」「約束を守ること」についてお話ししてきた。
そして、最後が
「儲けさせること」
「儲けさせること」
これについて考えた時に私の頭に真っ先に浮かぶのは
ある企業の役員のことだ。
彼はその企業が創業した当初に入社した。
厳しい時期を乗り越え
その企業は上場を果たし、成長を遂げた。
上場しただけではない。
企業が成長したことにより、その方の資産は会社員では考えられない膨大な資産を手に入れることになった。
「当初はどうなるかと思っていましたが、
今は社長の考えを完全に信じています。
社長の家の方には足を向けて、眠れません」
そのように笑いながら話していたが
まんざら冗談ではないのだろう。
人物及び企業が特定できないようにお話ししているが、内容はほぼ正しい。
その社長のビジネスの狙いが正しかったということだけではない。
実際に、その手に大きな資産が入ったのだ。
その「信用」は絶大なものだ。
「儲けさせる」
この力は半端ではない力を持っている。
「信用」という思考上の問題だけではなく、「金銭」という貴重なものが手に入るのだ。
当然だろう。
想像してほしい。
誰かがあなたに確実に儲けさせてくれるのであれば、その人のことを信用していくはずだ。
銀行の預金などがまさにそうだ。
彼らは実に多くの人を儲けさせているからだ。
利息が大したことがないにせよ。
確実に利息がついている。
確実なのだ。
ビジネスの取引先もそうだ。
お金を確実に支払ってくれるところと
支払ってくれないところでは
明らかに信用が変わってくる。
ただ、ここで疑問がある。
本田宗一郎氏の「儲けさせる」という言葉の真意はもはや分からないが、きっとお金のことだけではなかったのではないか。そう思うのだ。
お金のことだけではなく、顧客の利益全て
「お客様の役に立つ」という程度ではない。
「役に立つ」という言葉はよく言われている。
だが、そうではなく、儲けさせるというくらい、「顧客ベネフィット」を提供する必要がある。
例えば、iPhoneなどのスマートフォンはまさにそうだ。
人によっては1日中手にしている。
数週間ほど前、私の知人が
「最近の電車は本を読む人が少なくなった」と言っていた。
本だけではなく、新聞を読む人も少なくなった。
多くの人がスマートフォンを片手に何かをしている。
まさにスマートフォンを提供している企業は人々に莫大な利益(楽しさなど)を与えている。
儲けさせているのだ。
「シワに効く美容液」などもそうだ。
顔のシワが気になる女性が
「シワに効く美容液」を使い、実際にシワがなくなるとしよう。
それはその方にとって、お金に匹敵するくらいの利益だ。
それによって、「この美容液、すごい。本当にシワが消えたの」と信用するのだ。
「儲けさせる」
それはお金だけではない。
顧客の期待を超える「利益」を与えること。
儲けさせることで信用は生まれる。
そう私は考える。


コメント