スペインの旅「質と美」4
グラナダ駅からタクシーに乗っていた。
タクシーから見える景色はイメージしていた街と違うものだった。
私のイメージしていたスペイン南部の街とは違い、美しい街並だった。
10年以上前に私が聞いた、あるデザイナーの言葉
「アルハンブラ宮殿は凄かった。
あれを見ていたら。。気づいたら。。涙が出てきた」
その言葉を思い出していた。
タクシーはアルハンブラ宮殿内にあるホテルに向かっていた。
街の大通りから、少し脇道に入り、そこから一気に坂を上って行く。
大通りでは店が通りの両脇にぎっしりと立っていたのに、坂道には店どころか建物一つなくなっていた。
アルハンブラ宮殿はグラナダの丘の上にある。
そこに上っていたのだ。
そして、少し寂しい坂道を上がると
そこには世界遺産アルハンブラの一帯が現れる。
タクシーはその一帯に入り、そこからホテルに向かった。
そして、ホテルに到着した。
ホテルは15世紀の修道院を利用したもの。
それを修復し、ホテルとしたものだ。
外観は中世の雰囲気を持ち、内部は美しいホテルだった。
Parador de Granadaはコチラ
「泊まってみたい」という方もいるかもしれないので、
少しだけ、そのホテルの話をしたい。
一つ言えば、このホテルもそうだし、アルハンブラ宮殿もそうだが、ネット上などの写真を見ていても、その良さは分かりづらい。
それは多くのケースで言えることだが、特にイスラムの雰囲気のものにはそれを感じる。
実際、行ったことがある人は「あれは行ったことがある人じゃないと、説明できない」と言う。
また、「15世紀の修道院を修復したホテル」と聞くと、居心地が悪いのではないかと思うかもしれない。
でも、そうではない。
石造り、梁のある天井、アンティーク家具など、確かに15世紀のものだ。
それらは新しくはない。
でも、室内ではインターネットも使えるし、液晶テレビもあるし、設備の整ったバスルームもある、一流のホテルでもあるのだ。
居心地は非常に良い。
ただ、いわゆるホテルをイメージしてはいけない。
ホテルのドアに人が立つようないわゆる都会にあるホテルとは違う。
そのようなものを期待される方はやめた方が良いだろう。
でも、アルハンブラ宮殿が目的であれば、本当にお勧めだ。
世界遺産の中でゆったりとした時間を楽しむこともできる。
それにホテル内のレストランなども素晴らしい。
私は朝食のみ利用しただけだが、世界遺産の中で美味しい食事を楽しむことができる。
食事中にはギターので「アルハンブラの想い出」などを弾いてくれたりもすることもあるそうだ。
世界遺産を感じ、音楽を感じ、美味しい食事を楽しむこともできる綺麗なレストランだ。
<アルハンブラの想い出>
ちなみにホテルの話とは違うが、グラナダでお勧めのレストランはCUNINI
ここは現地の方にも人気のレストラン。
非常に混んでいる。夜は予約した方が良いかもしれない。
ここは本当に美味しかった。グラナダで特に行きたいレストランがなければ、ぜひここを選んでほしい。
話を戻そう
ホテルに着き、少しホテルの周り、アルハンブラ宮殿の中を歩いていた。
中世の雰囲気のある建物がいくつも並んでいる。
その中を歩きながら、ふと右手を見てみると、丘から見えるグラナダのアルバイシンの街が見えて来た。
その街並を眺めながら、
「明日はアルハンブラ宮殿の中を見る」
そんなことを考えていた。
その街並を見ているとその右手には立派な建物があった。
数時間後、再びその立派な建物を見ながら、それを「アルハンブラ宮殿」の一部だと考えていたのだが、実はそれは私の見たかったアルハンブラ宮殿ではなかった。
明日、アルハンブラ宮殿を見ることになる。







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