スティーブ・ジョブズは 世界最高の経営者か? 21

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「スティーブ・ジョブズは
世界最高の経営者か? 21」

前回は「外部は内部の強みを表現する」ことを
iPhoneを具体例にしてお話しした。

前回の内容は少し細かすぎたかもしれない。
知人からは「やはり橋本さんはオタクだ」と笑われた。
「理解しやすい事例にすること」と「スティーブ・ジョブズの話」ということを考えてお話ししたつもりだったが、iPhoneを持っていない方には少し難しかったかもしれない。

でも、お話ししたかったのは、
外部と内部は無関係ではないということだ。

外部のデザイン。
それは表面的なことではないのだ。
外部のデザインを考えるのは、内部をも考えることになる。

でも、実際にはiPhoneほど論理的に作られてはいない。
外部のデザインを眺めるだけで、その内部や意図が分かるようにできていない。
iPhoneなどは外部=内部と思えるだけでなく、その内部の強みを最大限表現しつている。
そして、その外部自体をも芸術品レベルにしている。

外部については
「外部は内部の強みを表現する」とお話ししてきた。
でも、実は外部にはもう1つの強みがある。

それはまたアップルの成功要因の1つでもある。
そして、それこそが私がクライアントのビジネスにも利用しているものだ。
(私のケースはそれを応用するものだ。説明は省くがこれからの説明の内容は様々なことに応用できる。創造的に利用してほしい)

では、お話ししていきたい。
まず、あなたに質問がある。

「製品」とは何をするものだろうか?

「製品と言っても、何の製品か分からないのだから、答えようがない」
そういう方が多いだろう。
その通りだ。製品によって違う。
でも、1つだけ全てに共通するものがある。
それは「使う」ということだ。

これはサービスであっても、同じだ。
いや、食品であってもそうだ。

食品の場合、「使う」という表現が最適かはともかくとして、「食べる」ということに使う。

iPhoneの場合もそうだ。
「使う」ものだ。

これはiPhoneを購入する前の人の行動を見ていてもすぐに分かる。

人がiPhoneを購入する時、彼らはショップに行き、iPhoneを眺めるだけだろうか?
彼らの「視覚」に入り、それが気になれば、それを手に取る。
つまり、「触る」のだ。

では、触るだけだろうか?
多くの方は「触る」だけではない。それを「使う」のだ。

外部で「使い方」を表現する

外部は「内部の強みを最大限表現する」だけでは十分とは言えないのだ。
前回のケースで言えば、アプリのアイコンを多数表示させるだけでも、ディスプレイを全面にするだけでもない。
それだけは不十分なのだ。

顧客の「使う」という行動に対応しなければならない。
特に購入前の段階で「使う」時間など限られている。
店舗で使ってみるのであっても、人のものを使わせてもらうのであってもだ。

「使いづらい」と購入に入る確率は低くなる。
顧客は「何か使いづらい」と言い、製品を購入する確率は低くなる。
だからこそ、それに対応することが重要なのだ。

人の五感で言えば、
「視覚」の勝負の後、「触覚」の勝負になり、
その後、「使う」という勝負になる。

勝負は「使う」段階に入る。
だからこそ、外部はその「使い方」を表現するものである必要がある。

iPhoneのケースではボタンを限りなく少なくしている

当然だ。
ボタンが多いと複雑になる。
PCのようにoptionとcommandとshiftを同時に押すとある作業ができるなどではない。
それは慣れている方にとっては何という事はない作業だが、実際にはそう簡単ではない。

購入するかどうか検討しながら「使う」時間は短い。
そこで「よく分からない」と思わせたら、購入はしないのだ。
快適に使える。購入後の利用イメージがわくからこそ、購入するのだ。

iPhoneはまさにその「使いやすさ」を外部で表現しようとしている。
しかも、説明書もなしにだ。

ボタンの数はわずか4つしかない。

ホームボタン。
スリープボタン。
音量調整ボタン。
そして、音量ON/OFFのボタン。
たった4つだ。

しかも、

アプリのアイコン

これらは直感的に理解できるようになっている。

iPhoneの購入を考える人にも
使ったことがない人にも
「電話」や「メール」それに「音楽」を聴くなど基本的なことはアイコンを見れば分かるようになっている。

電話は電話のアイコン。
メールはメールのアイコン。
そして、音楽は音符のアイコンだ。

それさえ、わかれば、電話をし、メールをし、音楽を聴くことはできる。
よく使うのに唯一分かりづらいかもしれないのは「インターネット」
それはsafariというアプリのアイコンを押せ(タップ)ば良いだけだ。

しかも、それらはさらに改善されている。
例えば、先程の「音楽」であれば、以前は「iPod」のデザインの下に「iPod」と表示されていた。
でも、今は音符のアイコンの下に「ミュージック」と書かれている。
すぐに「音楽」だと分かる。

その意味では

理想は説明書なしに使えることだ

覚えることなしに使えることだ。
それができれば、何の違和感もなく、購入前に使える。
購入前に使えれば、購入前に購入後の利用シーンを顧客はイメージする。

この「外部で使い方を表現する」ということを意識し、それを実現させていること。
それがアップルのもう1つの強みだ。
「外部で内部の強みを表現する」ことに加え、「外部で使い方を表現する」
それを意識しつつ、「近代美術館」の美しいレベルを狙っている。

外部のデザイン
外部の芸術
それは表面的な話ではない。

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