「スティーブ・ジョブズは世界最高の経営者か?(総集編16ー20)」
今回も「スティーブ・ジョブズは世界最高の経営者か?」の総集編をお届けしたい。
ご紹介するのは第16回から第20回だ。
ここでのポイントは
「内面」と「内部」
「外見などにこだわる」というのは一見軽くとらえられる。
「外見を意識し、中身を無視する」ことだと考えられ、良くないものと思われるかもしれない。
でも、そうではないということをお伝えしかった。
ポイントは「内面」と「内部」の2つだ。
第16回から第20回では、この2つを様々な面から説明している。
まず「内面」
これは心の中の問題だ。
「心は実体がないものだから、大したことはない」と思うかもしれないが、そうではない。
全ては心から始まる。
以前、お話ししたことがあると思うが、世の中にある多くのものは心から生み出された。
目の前にあるパソコンも、目の前にある電話も、机だってそうだ。
誰かの心にあったものだ。
製品だけではない。
あなたに起きている出来事の多くもそうだ。
あなたがその会社に入社したのも、あなたがその企業を立ち上げたのもそれらは心の中にあったものからスタートしている。
心で考えることなしに、いきなり入社していたり、いきなり起業していたりはしない。
いきなり素晴らしいデザインの製品が生み出されることもないのだ。
だからこそ、芸術の面でも「内面」は大きい。
優れた芸術を作ろうと思ったら、「優れた芸術を作ろう」と心に抱かなければならない。
何一つそれを考えずに、偶然美しい製品ができたりはしない。
デザインにこだわらなければ、良いデザインの製品を生み出すことはできない。
ジョブズはこれを常に意識している。
デザインの優れた製品を作る時に「デザインが良いものを作りたい」という程度ではなかった。
「近代美術館におさめられても、おかしくない品質を目指す」という想い(内面)を持つ。
究極の目標を設定し、究極の内面を持つのだ。
ピクサーにいる時もそうだ。
「我々は史上最高の映画を作る」
そう全社会議で話した。
その内面、その情熱や目標が仕事の水準を高め、能力さえも高めた。
ひいては従業員の意識さえも高めたのだ。
(これはデザインだけの話ではない。仕事でも同じだ。
あなたの仕事の成果を高めたいのであれば、それ以前に心の中の目標を高める必要がある。)
もう1つが内部だ
外観などの外部だけ良くしようと思っても、それに値する内部がなければ表面的なものになる。
その意味で、外部は内部にあるものと合致しなければならない。調和しなければならない。
(これについては、下記の記事で詳細に理解していただきたい。)
作る人の「内面」、そして製品の「内部」との調和
それがあって初めて、素晴らしい「外部」となる。
外部だけ真似しようとしても、それがうまく行かないのはこれが理由だ。
「内面」が伴っていないし、「内部」が伴っていない。
そして、もう1つお話ししたかったポイントは
顧客は外にいるということ
常に顧客が外にいることを意識しなければならない。
そして、製品の視点から言えば、その顧客と製品が最初に接する場所こそ、製品の外部だ。製品の内部ではない。
製品の外部が人の感覚に接する。
外部に接した後で、内部に接するのだ。
その意味で内部(中身)だけにこだわるのは大きな間違いをおかすことになる。
顧客が外部を気に入らなければ、顧客は内部にたどり着かない。
顧客が内部を理解することは極めて困難になる。
それでは、いかに素晴らしい内部であっても、その素晴らしさは顧客に伝わらない。
顧客に伝えるためには「外部」が重要なのだ。
顧客は常に外にいることを忘れてはいけない。
第16回から第20回については下記のとおりだ。


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