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「セブン de 立ち読み」の展開と
あなたのビジネス
「セブン de 立ち読み」のことはiPhoneやiPadを使っている方はご存知かもしれない。
これはiPhoneやiPad向けのアプリで雑誌、書籍の中身を一部だけ立ち読みできるものだ。
当初は雑誌と書籍を合わせて約50冊を閲覧できた。
そして、「ぴあ」や「saita」については、雑誌に掲載されている商品の一部の購入もできる。
スタートしたのは7月16日
メディアの一部も取り上げ、スタートをしたのだが・・・
評判が非常に悪い
ユーザーがよく比較しているのが楽天ブックスの「チラよみ」というアプリ。
これと比較しているユーザーが本当に多い。
そして、彼らは、
「チラよみの方が良い」
「雑誌のタイトル数に満足できない」
「チラよみとアプリのデザインが似ている」
などと評価していた。
まあ、デザインはすぐに変更できる話だが、雑誌の閲覧数は問題だった。
その「セブン de 立ち読み」の記事が本日出ていた。
まずは読んでほしい。
「セブン&アイ、電子書籍市場に本格参入
セブン&アイ・ホールディングスが雑誌の電子版に掲載された商品を自社の携帯端末の通販サイトを通じて簡単に購入できるサービスを今年度中に始めることが3日、わかった。大手流通小売りが電子書籍市場に本格参入するのは初めて。」
引用:SankeiBiz 2010年8月3日
正直、「電子書籍市場に本格参入」というのはどうでも良い。
ただ、今後の展開は非常にうまいと思う。
先ほど説明したとおり、現在のアプリの評判は悪い。
当然、そのアプリの魅力を高めることは必要だろう。
しかし、彼らの展開はそれだけではない。
まずはアプリの魅力を高め、そのアプリを新規顧客にも展開し、さらに売上、利益を上げる機会を増やし、それを既存チャネルの売上増にもつなげていく。
そう展開していくのだ。
順序は若干逆になるが、まず
売上、利益を上げる機会を増やす
というところから説明したい。
今回の記事では、雑誌の電子版に掲載された商品を携帯端末の通販サイトを通じて簡単に購入できるサービスを今年中に始めるというものだ。
つまり、もう既に展開している「セブン de 立ち読み」を拡充する形だ。
ユーザーは雑誌の記事を読むだけではなく、掲載されている商品を購入できる。
(現時点、展開している「ぴあ」や「saita」だけではなくなるということだろう。)
さらに、2011年には電子書籍のダウンロード販売も予定しているということだ。
ここで重要なのは提供するのは電子書籍の一部だけではなく、書籍を販売するだけでもなく、そこに掲載された商品も販売していくということだ。
競合社が電子書籍を販売することに取り組むのに対し、売上、利益を生む機会を増やすことで競争優位性を高めるということだ。
そして、次に説明したいのが、
アプリの魅力度向上
これには800誌程度の雑誌の電子版の導入を予定
しかも、ここに先ほどの「売上、利益の増大」を絡めて行く。
ネット通販経由の売上の一定額を参加企業に還元するのだ。
出版社などの参加企業からすれば、雑誌などはタダで読まれるだけでは困るのだ。
だからこそ、還元する。
それが主要な出版社や音楽ソフト関連企業などが参加する大きな理由だろう。
そうすることで、電子版の導入数を増やして行く。
冒頭で話した雑誌のタイトル数などの評判の悪さはこれで解決していくことはできるだろう。
もちろん、競合もそれ以上のものを提供するように動くだろうが。
しかし、通販の仕組みも持っているところでないと、「ネット通販経由の売上の一定額を参加企業に還元する」ということは簡単ではない。
その意味でそのライバルになる企業は限られてくるだろう。
アプリ自体が強力になれば、次にやるべきは、その競争力の高いアプリを
新規顧客にも展開することだ
対応する多機能携帯端末をiPhoneやiPadだけでなく、シャープやソニーなど対象を広げる予定だ。
これにより、新規顧客に展開していく。
そして、最後に重要なことがある。
既存チャネルの売上増
セブン&アイの強みと言えば、コンビ二などだ。
購入した商品を指定したコンビニで送料無料で受け取れるようにしていく。
そうすることで、コンビニへの集客にもつながり、結果的にコンビニの売上増につながる。
加えて、ネットでマーケティングすることにより、顧客の需要を測定し、人気の高い商品をコンビニに置くことも想定しているということだ。
人気の高い商品を置くことは、コンビニの魅力を高め、これも売上増につながっていくだろう。
こう考えて行くと、非常にムダのない、効果的なプランだと思う。
現状の立ち読みアプリは正直評判が悪いが、上記展開が機能すればその立て直しはできると思う。
ただ、課題はある
仮にアプリが魅力的になったとしても、現在はライバルのアプリに負けている。
その魅力的になったアプリを競合以上に普及させるためには効果的なプロモーションが必要だろう。
そして、もう1つ。
電子書籍の中の商品を買うことができるようにするのは良いが、訴求力が高いのは「有料」より「無料」だ。
せっかく、電子書籍の中に無料で応募できるものがいくつもあるのだ。
それを簡単に応募できるようにしてあげた方がより良くなるだろう。
そもそも、お金をかけずに書籍が読めるのが今回のアプリの「強み」
そこでの顧客の満足度を高めるためにはまずは「無料」でできることを拡充することだ。
いきなり、有料ではない。
それに、お金を生むためにはまずは「無料」でも良いから、アクションをさせることが賢明だろう。
※今回の内容は電子書籍であるが、どのようなビジネスにもヒントになる要素が多い。
あなたのビジネスであれば、どう考えれば良いのか?
ぜひ、そのヒントになればと思っている。
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